ペーパーマリオRPGとは?
任天堂が産み出したスーパーヒーローのマリオは、様々なジャンルのゲームに昇華されています。
アクション、パズル、レースゲームなどに登場し、世界を楽しませているマリオですが、今回紹介するのは、マリオが活躍するRPG「ペーパーマリオ」シリーズから「ペーパーマリオRPG」です!
本作品は、マリオがフィールドを探索し、行方不明となったピーチ姫を探し回る定番のストーリーになっています。
ただ普通のRPGと違うのは、マリオも敵もステージも、その全てがタイトル通り『紙』で表現されているのです!
この紙の表現がまさに神表現で、ちゃんと紙の質感を持っていて、開発側が力を入れていることが分かるのです。
特にマリオがぺらぺらになって、紙飛行機に変化したり、筒状になって丸まって転がったりするのは最早感動モノです。
紙であることをうまく利用した仕掛けが多く、仕掛けに直面した際は、「これはどうやって攻略するんだ??」と、脱出ゲームに挑んでいるような感覚に陥るのです。これを解いていくのがたまりません。
子供にもクリアできる難易度なのですが、仕掛けを解いた時の「この仕掛け作った人すげえ!」と感服してしまいます。
そして、なんと言ってもペーパーマリオシリーズの魅力と言えば、個性的でバリエーション豊かな仲間たちです。
仲間は全部で7人。みんながみんなキャラも技もバラバラで、どれもみんな愛着が湧いてきます。プレイ当時は「どの仲間が好き?」と友人と議論が盛り上がった記憶があります。
クリスチーヌ
初めに仲間になるクリボーの女の子です。本作では普段のマリオシリーズでは敵キャラである「クリボー」や「ノコノコ」も仲間になります。
博識で、得意技はものしり。序盤からずっと一緒にいてくれて、マリオの相棒的な存在になってくれます。
プレイヤー側に向かって話しかけるメタ発言をすることもあって、楽しませてくれます。
本来はマリオに向けられるはずの牙も、クリスチーヌのチャームポイントになっていますね。カワユス。
ノコタロウ
こちらはノコノコの男の子。勝気なクリスチーヌとは対照的に、気弱な性格です。
パーカーを着ているのがなんともいえずかわいいです。ノコリンという強気な彼女がいて、尻に敷かれそうなのも推せます。
マリオシリーズを漫画化している「スーパーマリオくん」にもクリスチーヌとノコタロウは登場し、沢田ユキヲさんが描くボケまくりのマリオにツッコミを入れたりしています。
時折、芯が通ったような力強い台詞を口にするのも好きです。アピールで笑顔になりながら手を振っているのもかわいいです。
クラウダ
ふしぎの森に住む“雲”の精霊。名前も雲を意味するクラウドをイジっています。モクモクとした豊満なボディが特徴で、繰り出す技も風に関するものが多いです。
本作「ペーパーマリオRPG」はかなりダークな世界観が押し出されていて、直接的ではありませんが、エログロを示唆する表現も中にはあります。
クラウダも敵に向かってディープキスをする技があり、よく開発段階でGOサインが出たなとある意味感心させられます。
子どもの頃には、彼女に魅力を感じませんでしたが、大人になってみるとどんどん引き込まれるようなキャラクターですね。
チビヨッシー
最初は卵の状態で仲間になり(戦闘には参加しない)、のちに孵化してマリオと共に冒険をすることになります。
チビヨッシーの色は、卵の状態で連れていた時間によって変化するようで、かなりバラエティーが豊富です。
ゲーム発売当時は、正確なゲームの攻略情報が出回っていないため、狙った色のチビヨッシーを孵化させるなどできないと思っていました。
同時期にプレイしている友人に「チビヨッシー何色だった?」と尋ねるのは恒例になっていましたね。聞いたことない色のヨッシーだと、「そんな色のヨッシーもいるんだ!いいな~」と、隣のヨッシーがうらやましくなったりしていましたね。
名前も自由に付けることができ、チビヨッシーが一番好きだという声も多かった気がします。
ビビアン
最初はマリオと敵対するカゲ三人組のメンバーで、他のメンバーの2人からはややイジメを受けています。
マリオがカゲ三人組もやっつけた際に、マリオの優しさに惚れて、そのまま仲間になってくれます。
一時期、ビビアン以外の仲間は敵に騙されて、敵側についてしまうのですが、ビビアンだけは仲間でいてくれるのもビビアンの優しいところが出ていて推せます。
魔女っこらしい見た目をしていて、喋り口調も少女チックなのですが、なんと実は男の子。
バレル
ボム兵のおじさん。厳めしい髭を蓄えていて、他のボム兵たちとは一線を画すいぶし銀です。
攻撃手段はボム兵らしく、自らを爆破させて敵にダメージを与えます(何度爆発しても木っ端みじんにはならない)。
ゲーム中~終盤で仲間になってくれるのですが、終盤には大活躍してくれます。
結局みんな最後はバレルを引き連れていることが多いですね(仲間は一人しか戦闘に参加できない)。
チュチュリーナ
隠し仲間。FF7でいうところのユフィのポジションです。普段はバッジショップの店長さん。世界中の珍しいバッジを盗んでは店先に並べているみたいです。。。(これも随分とブラックな設定)
必ずしも仲間にしなくても、ゲームクリアは可能です。サブクエストをクリアすると仲間になってくれるため、チュチュリーナが仲間になってくれるなんて思わなかったという声も。
繰り出す技も、盗みも基調としたもので、そのため隠しキャラになったという説もあるのでしょうか?
個人的にはブラックな任天堂が垣間見えて、いいと思うのですが。。。笑
以上、ペーパーマリオRPGの概要とマリオの仲間たちをご紹介しました。
とにかく『紙』の表現は圧巻です。この表現が見られるのは「ペーパーマリオシリーズ」だけと言っても過言ではありません。
そして、たくさんの仲間たちは、戦闘のたびにとっかえひっかえしたくなるほど魅力的。
今から20年ほど前のゲームですが、完成度は抜群!気になった方は是非プレイしてみてくださいね!
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